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登記制度のはじまり

1.筆界について

筆界  ≒ 境界  (でもほとんど同じ意味で使ってしまってます)
筆界とは(定義 不動産登記法第123条)
筆界 表題登記がある一筆の土地とこれに隣接する他の土地(表題登記のない土地を含む。)との間において、当該一筆の土地が登記された時にその境を構成するものとされた二以上の点及びこれらを結ぶ直線をいう。

2.境界線の分類

(1)公法上の境界・・・・・筆界
 公法上の境界とは、地租改正当時に国家権力によって創世された境界線(原始筆界)である。現在においても同様であり、その決定権限は唯一登記官に与えられていると考えられており、例えば境界確定訴訟において新たな境界が確定された場合、あるいは分筆、耕地整理・土地改良・土地区画整理事業によって新たな筆界線(後発的筆界)が創設された場合、法務局備え付けの地図に登記官によって筆界線が引かれない限り筆界線とは認められない。
(2)私法上の境界
私法上の境界は、隣接する当事者間の事情で自由に決めることができる。
① 所有権界
所有権界とは、民法上の所有権に基づき、隣接地当事者間で合意された境界線である。例えば隣接地当事者間で、土地の交換を行い、何らの登記をすることなく放置されている場合、この交換によって形成された境界は当事者間限りで有効な所有権界ということができる。
② 占有界
占有界とは所有権とは関係なく、占有の事実によって形成されている境界線であり、このことから、取得時効の問題も発生する。
 私法上の境界が公法上の筆界と相違する場合は、分筆及び所有権移転登記が必要となります。

3.土地所有の形態

(1)古代
①大化の改新前(推測)
畑・宅地は私有財産 空閑地は村落の共有地 水田はその中間
貴族・土豪による大土地の私有
②大化の改新後
力がある者は、民を使用して未墾地の開拓・・・・経済的不平等の拡大
③班田収授法 人民解放、豪族の荘田を奉還させ国有地化
④班田制崩壊後 有力な農民が豪族となり、土地への権力を強め、その土地を貴族や寺社 の荘園とし、自分は荘官となった。荘園の発達
⑤太閤検地 荘園解体 農民に耕作権を与え土地に固定化 収穫の2/3徴収
5間×60間=300歩=1反 丈量単位を統一
⑥徳川時代 検地、丈量をすすめる 字引絵図
田畑永代売買御仕置、土地の分割・作付け・地種の変更の禁止
農民を土地に固定して一定の年貢を納めさせるための所有権の規制
 江戸時代の土地の所持形態:土地からの収益を目的とする農民的、私的所持支配と地主的支配のうえに、年貢徴収権という公的、領主的支配が重なった、公法と私法の二重構造であり、両機能が備わる領有権であった。この時代には現行法の所有権のような土地に対する(1)抽象的観念的な支配権 (2)絶対的な支配権 (3)包括的な支配権 一物一権主義 という性質をもつ権利は存在せず、「所持」とか「支配進退」と呼ばれる、土地に対する支配権だけが存在した。
⑦明治時代
明治3年 5公5民の 統一的貢租率
 明治4・5年 田畑勝手作の許可 作付け及び地種転換の制限撤廃、地所永代売買の解禁によって身分のいかんを問わず何人も土地を所持し、売買並びに分割(分筆)する自由があることを宣言された。
明治6年 地租改正条例 物納貢租から、地価を課税標準とする金納定率の地租制度、地価の100分の3が地租とされた。土地を官用地・官有地・公有地・私有地・脱税地などに分類し地租を課す土地に地券を発行。土地取引は、地券の書換、裏書。
明治19年 登記法 「登記簿に登記をなさざる売買譲渡は第三者に対して法律上の効果がない」旨の規定

4.地租改正作業

(1)地押・・・・検査
(2)丈量・・・・測量
(3)地引帳作成・・・・後の土地台帳、この一行に一地を記載したので一筆と呼ばれた
4)地引絵図作成・・・・地図、一筆図・字限図(通称 字図、公図=現在の地図に準ずる図面として使われている地域が多いです。)・全村図を作成
(5)地番の付番

参考文献 土地境界基本実務 日本土地家屋調査士会連合会発行

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-登記簿・地図編--土地登記知識編--建物登記知識編-  

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